いまさら聞けないWindows 10のTips

第317回

「Hyper-V」の仮想マシンの表示が小さすぎて見にくい! 表示を拡大して見やすくする

仮想マシンの表示を拡大する方法

 「Hyper-V」の“仮想マシン接続”で仮想マシンに接続している場合、4Kクラスの高解像度ディスプレイ環境では、仮想マシンの表示が小さすぎて操作しにくいことがあります。

 もちろん、仮想マシンのディスプレイ設定で解像度を変更することはできますが、たとえばアプリケーションの動作テストやマニュアル用の画面撮影などの際は、1366×768など一般的なPCの解像度に合わせた状態で仮想マシンを使いたいことがあります。

 このような場合、解像度を保ったまま、“仮想マシン接続”の表示だけを拡大できます。ズームレベルで倍率を設定すれば、解像度を保ったまま表示だけを拡大できます。

 拡大するので、“仮想マシン接続”での表示が粗くなりますが、仮想マシン内では設定された解像度が保たれているので、仮想マシン内でキャプチャした画像などはそのままの解像度で表示できます。

 なお、“拡張セッション”で接続した場合、ズームレベルは設定できません。“拡張セッション”では、ウィンドウをドラッグして拡大することはできますが、この場合、仮想マシンの解像度も変更されます。

 解像度を一定に保ったまま表示だけを拡大したいときは、“仮想マシン接続”を使うと便利です。

高解像度のディスプレイで、低解像度の仮想マシンを稼働させると、表示が小さくて見にくい
[表示]の[ズームレベル]を設定すると、仮想マシンの解像度を保ったままホストPC上での表示だけを拡大できる