やじうまの杜

Bing曰く、邪馬台国はタンザニアにある ~生成AI「Copilot」は根拠なしと一刀両断

同じ会社の製品なんだから、見解は統一してくれ

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「Bing」で「邪馬台国」を検索

 邪馬台国はどこにあるのか――これは古代史最大の謎といってよいでしょう。近年、専門家の見解はおおむね畿内説で統一されているようですが、「畿内ではありえぬ」との反論も根強く残っているのが現状です。しかし「Bing」先生によると、そのどちらでもないそうです。

「Bing」で「邪馬台国」を検索すると、ズバリ、邪馬台国の位置が地図で表示される

 「Bing」で「邪馬台国」を検索すると、ズバリ、邪馬台国の位置が地図で表示されました。「Bing マップ」に切り替えると、アフリカの赤道のちょっと南、ビクトリア湖の東岸、タンザニアのマラ州というところに邪馬台国のピンが立っていることがわかります。

「Bing マップ」に切り替え
邪馬台国の位置はアフリカのタンザニア
ビクトリア湖の東岸、タンザニアのマラ州というところらしい

 衛星写真モードで見るに、畑かなにかになっているのでしょうか。

衛星写真モード

 とにかく、「邪馬台国タンザニア説」というのは筆者も初耳です。そこで、「Copilot」にもう少し突っ込んだ解説をしていただくことにしました。

 しかし、何度「Copilot」に聞いてみても、邪馬台国に関する一般的な知識しか教えてくれません。どうもはぐらかされている感じがしたので、『Bing がタンザニア(説)を主張する理由を教えてください』『タンザニア説に関する根拠はないですか?』などと語気強めに聞いてみたところ、『タンザニアに関連する具体的な根拠は存在しません』と白状しました。

「Copilot」はタンザニア説に根拠がないことを白状

 代わりにフィリピン説やマレーシア説について教えてくれました (´-ω-`)

 なにかデータのミスか、誰かのいたずらか……謎は深まるばかりですが、『邪馬台国が日本にあると思い込んではいないか?』とBing先生やCopilot先生に諭された気分です。もっと頭を柔らかくしなきゃいけませんね!

 ちなみに、このことは布団でゴロゴロと「YouTube」を観ていたときに知りました。この場を借りて御礼申し上げます。