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「Microsoft Teams」が「LinkedIn」アカウントを同期可能に ~経歴・スキルをすばやく共有

Web会議中にシステムオーディオの共有をON/OFFできる機能も

プライベートチャット画面に[LinkedIn]タブを追加

 米Microsoftは、コラボレーションツール「Microsoft Teams」でビジネスSNS「LinkedIn(リンクトイン)」アカウントとの同期が可能になったことを発表した。現在、デスクトップ版およびWeb版で利用可能。

 「LinkedIn」は、米Microsoft傘下のLinkedInが運営する、世界200カ国以上の地域で7億人を超える登録メンバーを有するSNSサイト。登録ユーザーが互いにビジネスプロフィールを公開することで、企業や取引先、専門家との交流を促し、ビジネスパートナーの発見や求人活動を支援する。

ビジネス特化型SNS「LinkedIn」

 今回の機能追加により、「Teams」のプライベートチャットで[LinkedIn]タブから「LinkedIn」のプロフィールを確認できるようになった。[LinkedIn]タブでは、「LinkedIn」のプロフィールデータや関心領域データなどを確認可能だ。

 「LinkedIn」アカウントへ接続するには、まず1対1のプライベートチャット時に[LinkedIn]タブをクリック。[今すぐサインイン]を選択してLinkedInアカウントに接続し、「Connect LinkedIn アカウント」をMicrosoftアプリに追加すればよい。

[LinkedIn]タブよりアカウントを接続する
「Connect LinkedIn アカウント」をMicrosoftアプリに追加することは必須

 上記機能のほかにも、Web版の「Teams」会議にて、画面共有中にデバイスからのオーディオを共有可能になった。会議中に録音済みの会話音声などを再生する場合、この機能を使うと役立ちそうだ。

 利用方法は[共有トレイ]から[デスクトップ/ウィンドウ]を選択し、[共有する項目を選択]ウィンドウを開き、[画面全体]タブにある[システム オーディオの共有]のチェックボックスをONにすることで設定完了。コンピューター全体から発信されているオーディオが一括で共有される。

システムオーディオを共有すると、その画面全体から発信されるすべてのオーディオが共有される
タブオーディオを共有すると、特定のタブから発信されるオーディオのみが共有され、それ以外からの音声は共有されない

 そのほか、最新アップデートにより、会議の主催者とプレゼンターが出席者のビデオとオーディオへのアクセス許可を無効にできるオプションが追加された。また、会議中に音楽など人の声以外を自動的に抑制する機能を有効化できるようになっている。

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