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「VS Code」でも人気の「固定スクロール」が「Visual Studio 2022」に

「Visual Studio 2022 17.5 Preview 2」でテスト中

公式ブログ「Visual Studio Blog」

 米Microsoftは12月15日(現地時間)、「Visual Studio 2022」に「固定スクロール」(Sticky Scroll)機能を導入したと発表した。「Visual Studio 2022 17.5 Preview 2」で試すことができる。

 「固定スクロール」は、名前空間やクラス名、メソッド名、for/if文の先頭といったコードのスコープを示す行を画面上部に固定(Sticky)表示した状態で、その内部コードだけをスクロールできる機能。長いコードをスクロールしていると全体を把握できず、そのコードが何を意図しているのかが把握しづらくなるが、その手掛かりがヘッダーとして固定されていれば、コードの海の中で迷子になることはないというわけだ。

コードのスコープを示す行を画面上部に固定(Sticky)表示したままスクロール

 ちなみに、同様の機能は「Visual Studio Code」にも導入されており、好評を得ている。

 「Visual Studio 2022」の固定スクロールは現在、C#、C++、XAML、JSON などをサポートする。有効化するには、プレビューオプションを手動でONにすればよい。

プレビューオプションを手動でONに

 固定スクロールの「ヘッダー」はただ上部に固着されているだけでなく、クリックすればその行へ移動することが可能。クラスやメソッドの先頭へすばやく戻るためのナビゲーション機能としても機能する。

クラスやメソッドの先頭へすばやく戻るためのナビゲーション機能としても機能

 プレビュー版「Visual Studio 2022」は現在、「visualstudio.microsoft.com」からダウンロード可能。大規模チーム向けの「Enterprise」、小規模チーム向けの「Professional」、学生・入門者・オープンソース貢献者向けの「Community」といった3つのエディションが用意されており、「Community」版は無償で利用できる。