【Excel】確実に同僚と差が付くイラストを使ったグラフが作れる！エクセルのPeopleグラフって一体なに？

Peopleグラフを使ってビジュアルなグラフを作成する

　それでは、Peopleグラフを使って、絵グラフを作成してみましょう。Peopleグラフを使う時に用意するデータは、グラフにする項目データ（①）と数値データ（②）の2列です。ここでは、「12月営業実績表」を例に使っています。この表のように、グラフにする2列のデータは隣り合っている必要があります。大きな表で作業している場合は、別のシートに必要な列をコピーするなどして隣同士になるように調整してください。

　まず、［挿入］タブ（③）→［People Graph］アイコン（人型が描かれた緑色のアイコン）（④）をクリックします。

　通常のグラフを作成する時は、グラフ化するデータ範囲を選択してからグラフのコマンドをクリックしますよね。今回のPeopleグラフの場合は、このあとの操作でデータを選択していくので、あらかじめ選択しなくても構いません。

　シート上に、グラフのサンプル（⑤）が表示されます（これはあくまでサンプルなので、シート上のデータはまだ反映されていません）。

　グラフ上をクリックすると、アイコンが2つ表示されるので左側の［データ］アイコン（⑥）をクリックします。

　すると、［データ］メニュー（⑦）が表示されます。このメニューには、［データの選択］（⑧）というボタンと、グラフのタイトルを入力できる欄（⑨）があります。

　まずはグラフのタイトルを入力してみましょう。ここでは「12月の来客数」（⑩）と入力します。すると、グラフ上のタイトルも同時に反映されます（⑪）（設定メニューが重なっているためすべては表示されませんが、ここ（⑫）をクリックしてメニューを折りたたむと確認できます）。

　タイトルを入力できたので、次はグラフ化するデータ範囲を指定します。［データの選択］（⑬）をクリックします。

　［グラフを作成するデータの選択］と表示されたら、シート上のグラフ化する範囲（セル範囲A3:B5）をドラッグして選択（⑭）します。

　データ範囲を選択できたら［作成］（⑮）をクリックします。

　「12月営業実績表」のデータを反映した絵グラフ（⑯）が作成できました。この絵グラフは、人型の図形1つ分で100人を表しています。細かい設定をしなくてもこのようなビジュアルグラフを作成できるのは、とても便利ですね。作成されたグラフも目で見てぱっと理解しやすいです。

ビジネスシーンに合わせて最適な図形を選ぼう

　Peopleグラフでは、最初は人型の図形で絵グラフが作成されますが、ほかの図形に変更することもできます。この項では、その方法について解説します。

　例として「血液型別 献血者数」という表（①）を作成し、先ほどの手順を参考にして人型の絵グラフを作成しておきましょう（②）。グラフが作成できたら、グラフの右上にある［設定］アイコン（③）をクリックします。

　［設定］メニュー（④）が表示されるので、［種類］［テーマ］［図形］の中から［図形］（⑤）をクリックします。すると、人型以外のさまざまな図形の一覧が表示されます。

　今回は、ハート形の図形（⑥）を選んでみましょう。

　すると、グラフ上の図形がハートに変わりましたね（⑦）。ここ（⑧）をクリックして［設定］メニューを閉じましょう。

　グラフのテーマに合った図形を選ぶことができ、より伝わりやすいグラフになったのではないでしょうか。

Peopleグラフを使って資料の仕上がりに差を付けよう

　今回は、Peopleグラフで人型やハート型のアイコンを使って作成する絵グラフについて解説しました。

　作成したグラフはコピーしてPowerPointのスライドやWordのドキュメントに貼り付けて使用できますし、画像ファイルとして保存して、別のアプリなどで使用することもできます。

　今回解説した方法で、テーマにぴったりの絵グラフを作成すれば、確実に同僚と差を付けることができるはずです。ぜひ一度試してみてくださいね。

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