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Google、Androidの新しいロゴを発表 ~4年ぶりの更新でロボットはより立体的に

視覚障碍者向けアプリ「Lookout」の日本語対応など、新しい機能も

Google、Androidの新しいロゴを発表

 米Googleは9月6日(日本時間)、Androidの新しいロゴを発表した。2019年以来のアップデートとなる。

 今回のアップデートでは、ロゴに含まれるAndroidロボットがより個性的な3D立体になった。デジタル環境と現実環境との間をスムーズに移行できるようにと、ロボットのフルボディも外観が一新されている。一方で、長年使用してきた「android」の小文字表記は「A」が大文字になった。これは「Google」のロゴとの関連性を持たせることで、両者の結びつきを印象付けるためだという。

 新しいロゴはチャネル、プラットフォーム、コンテクストを問わず、さまざまな用途に利用できるとのこと。近くリリースされる「Android 14」搭載端末などで多く目にすることになるだろう。

ロボットのフルボディも外観が一新。「android」の小文字表記は「A」が大文字に

 そのほかにも、AIを活用した新しい機能が発表された。

  • スナップショット:「Google アシスタント」が今後の予定とリマインダー、フライト情報、天気情報をホーム画面などに表示。「Google Pixel 3」以降でのみ利用可能で、自動で有効化される
  • 視覚障碍者向けアプリ「Lookout」が日本語対応:Android端末のカメラとAI技術を組み合わせ、周囲の物体や画像、テキストを認識し、音声でリアルタイムに伝えてくれる。現在、34カ国語に対応し、以下の3モードが利用できる

    ・テキストモード:手紙の宛先やお店の看板、標識など、短文のテキストの把握に適したモード
    ・ドキュメントモード:印刷物のページ全文など、長文の読み取りに適したモード。手書き文字も認識可能で、テキストモードよりも時間がかかるがより正確
    ・探索モード(ベータ版):椅子やテーブルなど、周囲の認識された物体を音声で伝える。テキストが見つかった場合はそれも読み上げてくれる
「Lookout」アプリのドキュメントモードで手紙を読み取り、内容を読み上げ

 また、「Google ウォレット」ではバーコードやQRコードでカードやチケットを読み取り、デジタル化する機能が導入されているとのこと。