Windows Insider Preview

Windows 11の「チャット」機能の後釜、無料版「Teams」アプリにミニモードが導入

「スマートフォン連携」(Phone Link)統合にも期待

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

「Windows 11」の目玉機能の1つとして導入されたタスクバー統合「チャット」機能

 「Windows 11」の目玉機能の1つとして導入されたタスクバー統合「チャット」機能は、残念ながら想定よりも利用が広がらなかった。そこで、近い将来に無償版「Microsoft Teams」へ置き換えられる予定だ。米国時間8月2日にDevチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 23516では、初期状態でタスクバーにピン留めされるようになった。

 さらに、このビルドの「Teams」アプリには「ミニモード」と呼ばれる新しいユーザーインターフェイスが追加されている。

「Teams」アプリの「ミニモード」

 「ミニモード」は従来のタスクバー統合「チャット」機能とそっくりで、コンパクトな画面に連絡先リストと会議・コミュニティ・チャットへアクセスするためのボタンがおさめられている。違いはWebカメラのプレビューが表示されない点と、ウィンドウの位置を自由に変えられる点ぐらいだ。フル機能の「Teams」アプリへ切り替えるには、閉じるボタン左側にあるボタンを押せばよい。

フル機能の「Teams」アプリへ切り替え。タイトルバーの[ミニ]ボタンでミニモードを起動できる

 同社はこの「Teams」アプリに、近々「スマートフォン連携」(Phone Link)を統合するとのこと。詳細はまだ明らかではないが、スマートフォンで受け取ったビデオ通話をデスクトップPCへ引き継いだり、デスクトップPCで開始したオンラインミーティングをスマートフォンで続けるといったことが可能になれば、かなり魅力的だ。