いまさら聞けないWindows 10のTips

第319回

「Hyper-V」でWindows 10旧バージョンの確認もトラブル時の復元も簡単! チェックポイントを活用する

簡単に以前の状態へ戻せる“チェックポイント”を作成する方法

 「Hyper-V」などの仮想マシンをテスト環境などに使うときは、“チェックポイント”の機能をフルに活用しましょう。

 チェックポイントは、簡単に言えば、バックアップです。仮想マシンの状態をスナップショットとして記録しておくことで、後から簡単に選択した時点の状態へ戻せるようになります。

 たとえば、何かアプリを試したいときに、インストール前にチェックポイントを作成しておけば、アプリのインストールによって何か問題が発生したとしても、インストール前の状態に簡単に戻すことができます。

 また、1511、1607、1703、1709、1803、1809と、Windows 10の大規模アップデートごとにチェックポイントを作成しておけば、それぞのバージョンの違いをチェックしたり、特定のアプリが問題なく動作するかどうかをいろいろな環境に切り替えながらチェックできます。

 チェックポイントは自動的に作成されますが、ここぞというタイミングで手動で作成しておくと仮想マシンの使い勝手が格段によくなります。

「Hyper-V」マネージャーで仮想マシンを右クリックして[チェックポイント]を選択。これで、その時点のスナップショットが作成される
特定のチェックポイントに戻したいときは、チェックポイントを右クリックして[適用]を選択する