やじうまの杜
「ホロライブ」がメタバースにやってきた!「ホロアース」初のライブイベントで無数の三角錐たちと一緒に盛り上がれた件
カバーのメタバース空間でライブパフォーマンスの可能性を感じた
2022年12月28日 15:31
VTuber事務所の「ホロライブプロダクション」の運営などで知られるカバー(株)は12月26日、同社が開発中のメタバースプロジェクト「ホロアース」(現在、「ホロアース ロビーβ版」が公開中)において、初のミニライブイベント「プロトライブ」を開催しました。
「ホロアース」プロジェクトは、ある異世界「ホロアース」を舞台として、さまざまなコンテンツをバーチャル空間上に実装し、メタバースとして完成させることを目標としたもの。
11月に「ホロアース ロビーβ版」が公開された際には、多くの三角錐(テスト用アバター)がワチャワチャするロビーの様子をお伝えしましたが、12月20日のアップデートでライブスペースが実装され、そこで「ホロアース」初のライブ「プロトライブ」が開催されました。
「プロトライブ」では、「ホロライブプロダクション」所属の森カリオペ(Mori Calliope)さんとAZKiさんのライブが行なわれました。
今回はプロトタイプ版のライブということで事前収録かつ、約20分強という短めのパフォーマンスではありましたが、感想を一言で言うと、とても素晴らしい時間でした。バーチャル空間で行なう、将来のライブパフォーマンスの可能性を強く感じさせてくれたものだったと思います。
バーチャル空間上に再現されたモデルながら、クオリティも高く生き生きとパフォーマンスをするアーティストたち、バーチャル空間だからこそできるバチバチの光の演出、すべてがバーチャル空間ならではのメリットに感じましたね。
参加プレイヤーも各パフォーマンスを至近距離で見たり、演奏中でも移動してさまざまな方向から楽しめるといった、バーチャル空間だからこそできるライブ感が味わえました。没入感をアップする要素として、チャットバルーンをOFFにしたり、[F1]キーでUIをOFFにし、マウススクロールでズームイン/アウト等もできるなど、しっかりオプション面からフォローされていたのも好印象です。
飛び跳ねたり、クラッカーを鳴らす多くの来場者と共にライブパフォーマンスを見ていると、リアルのライブ会場でみんなと一緒に盛り上がっているような、あの感覚をしっかり感じられました。
||◤ ライブの楽しみかた ◢||
— ホロアース (@Holoearth_JP)December 26, 2022
━✨オプションで設定✨━
✅チャットバルーンをOFF
✅ユーザー名をOFF
✅スクリーン設定をFull Screenに
他ユーザークラッカーのOFFはお好みで🎉
━👓更に没入感アップ👓━
💯F1キーでUIをOFF
💯マウススクロールで視点変更
動画をチェック‼️👀#ホロアースライブpic.twitter.com/1nyoOBaEaU
もちろんメタバース上でのライブは「ホロアース」が初めてというわけではありません。ですが、今後は双方向性を活かしたり、バーチャルならではの演出をもっともっと突き詰めていけば、本当にこの空間でしか体験できないライブ体験になりそうです。
もしかしたら、ホロアースの目指している方向性とは違うのかもしれませんが、ライブだけでもVRに対応してもらえると、コンテンツ力と演出力でメタバース界隈でも圧倒的な存在感を残せそうな印象でした。
コンセプトムービーを見てみると、ライブスペースでライブパフォーマンスを見るだけでなく、ロビーでほかの参加者と交流するというような、もっともっとオンラインゲーム的な要素をも盛り込もうという意思が伝わってきます。カバーが創造しようとしている新たな「メタバース」の形に今後も注目ですね。
なお、ライブは終了しましたが、その模様をアーカイブ配信で見ることができます。「ホロアース ロビーβ版」も公開中で、ロビーやライブスペースを訪れることが可能です。ぜひ興味がある方は一足先に覗いてみてはいかがでしょうか。