いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel裏技】ドラッグだけで選択セルのデータを一気に削除できるって知ってた?エクセルでキーボードを触らずに広範囲のデータを削除するテク
2018年11月9日 06:55
表をコピーして使い回す時に表のデータを削除するのが面倒!
Excelで作った表をコピーして使い回すことは少なくないと思いますが、新たにデータを入力し直したいセルのデータを削除するのが面倒だと感じたことはないでしょうか。
例えば、「2018年商品別受注数合計」の7~9月分の表(①)をコピーして、10~12月分の表を作る例を考えてみましょう。
「7~9月」シートをコピーして「10~12月」シートを作成し、見出し行・見出し列のセルの色を変更しました。あとは、セル範囲A3:D5(②)のデータを削除して入力し直す必要があります(ここではセル範囲B6:D6にはSUM関数の数式が入力されており、セル範囲A3:D5の数値を修正すればこの部分の値は自動で修正されるので、削除する必要はありません)。
このような時、データを削除・修正したいセルを1つ1つクリックしてデータを削除していると、作業の効率が良くないですよね。
今回は、このような時に役立つ、マウス操作で一気に広い範囲のデータを削除できるテクニックを解説します。
セル範囲を選択したらマウスポインターの形が変わる位置から逆向きにドラッグ
先ほどコピーして作成した「10~12月」シートの表で、データを削除したいセル範囲A3:D5からデータを削除しましょう。セル範囲A3:D5をドラッグして選択(①)します。
セルD5の右下にマウスポインターを合わせると、マウスポインターの形が十字に変わります(②)。
マウスポインターの形が十字になる位置から、先ほどとは反対にセルA3に向かって再びドラッグします(③)。この操作をすると、データを削除したいセル範囲全体が白っぽく表示されるようになります。
セル範囲A3:D5のセルがすべて白っぽい表示になったことを確認したら、ドラッグを止めてマウスから手を離します。すると、そこに入力されていたすべてのデータが一気に削除されます(④)。
新しいデータを入力すれば、表が完成します(⑤)。1つ1つのセルのデータを削除して入力し直すよりも簡単ですよね!
マウスで一気に広範囲のデータを削除すれば作業の効率アップ!
今回は、マウス操作で一気に広範囲のデータを削除できるテクニックを解説しました。セル範囲を選択したあと、マウスポインターが十字の形になる位置からもとの方向にドラッグし直すだけで、簡単に表のデータを削除できます。これまでこのテクニックを知らなかった!という方も、意外に多いのではないでしょうか。
このテクニックを使えば、大きな表でも簡単にデータを削除でき、作業の効率がアップしますよ!売上表や名簿の修正などを行う際に、ぜひ今回の記事を思い出してくださいね。
今月のExcelTips
- 【Excel】手元のデータがすべてサーバー上の名簿と一致しているか調べたい!エクセルで2つの表データを比較するテク
- 【Excel】コメントを付けすぎて重要な情報が埋もれてしまった!エクセルの表に付けたコメントをカラフルにして目立たせるテク
- 【Excel】なぜかショートカットキーで行全体を選択できない!エクセルで[Shift]+[Space]キーが効かなくなった際の対処法
- 【Excel裏技】ドラッグだけで選択セルのデータを一気に削除できるって知ってた?エクセルでキーボードを触らずに広範囲のデータを削除するテク
- 【Excel】名簿を役職の偉い順に並べ替えたい!エクセルの表を自分で決めたルールで並べ替えるテクニック
- 【Excel】余計なシートを相手に送りたくない…… エクセルで複数のシートから1つのシートだけを新規ファイルにする方法
- 【Excel】「すぐにその資料をメールして!」上司の無茶ぶりも軽くあしらえる! エクセルで作成途中のファイルを瞬時にメール送信するテク
- エクセルで縦書きの文書を作成!? 縦書きの式次第を作る際に便利なテクニック
- 【Excel】参考資料のWebサイトにボタンでジャンプ!エクセルでボタンにハイパーリンクを設定するテクニック
- 【Excel】スペースは検索できるけど改行はどうやって検索する? エクセルで不要な改行やスペースを一気に消去するテク
- 【Excel】資料を提出するならPDFがおすすめ!エクセルのデータをPDF形式で保存する方法