Windows Insider Preview

「AIがカメラ映像をおめかし中」がわかるインジケーターが新設 ~タスクトレイに「Windows Studio Effects」アイコン

「Windows 11 Insider」Devチャネルでテスト開始

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

カメラやオーディオを強化するAI機能「Windows Studio Effects」。ミーティングアプリなどで効果を発揮

 Copilot+ PCの「Windows Studio Effects」(スタジオ エフェクト、スタジオ効果)は、カメラやオーディオを強化するAI機能。NPU(Neural Processing Unit)を搭載したデバイスで利用可能で、背景をぼかしたり、被写体をアニメーションや水彩画のように加工したり、常に顔が中央に写るように自動でフレーミングしたりといったカメラ映像のリアルタイム処理をローカルデバイス上で行う。

 こうした機能を持つオンラインミーティングアプリは珍しくないが、NPUの活用によりCPU/GPUに負担をかけずに利用できるほか、処理がOSで行われるため非対応アプリでもカメラエフェクトが使えるといったことが利点だ。

 しかし、「Windows Studio Effects」がちゃんと機能しているのか、今どのアプリが利用しているのか、ユーザーから少しわかりにくいのは難点といえるだろう。

 そこで、米国時間10月15日にDevチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 26120.2200(KB5044376)では、「Windows Studio Effects」が利用中であることを示すインジケーターアイコンをタスクトレイに表示する機能が追加された。

「Windows Studio Effects」のインジケーターアイコンがタスクトレイに

 このアイコンをクリックすれば、[クイック設定]パネルの[Windows Studio Effects]ページへ直接アクセスできるほか、アイコンにカーソルを合わせると、どのアプリケーションがカメラを利用しているのかがツールチップで表示される。

 マイク位置情報にアクセスしているアプリをタスクトレイで知らせるプライバシー機能はすでに搭載されているが、それを「Windows Studio Effects」に拡張したものだといえるだろう。