どれ使う?プログラミング教育ツール
「子供向けプログラミングツール」カタログ 《低年齢向けハードウェア編》
2021年8月10日 06:55
本連載ではこれまで、いろいろな子供向けのプログラミングツールを紹介してきました。でもたくさんありすぎて自分の子供には、今どんなツールを使わせればいいのか、迷ってしまいますよね。そこで今回はこれまで紹介してきたツールをまとめて、カタログ形式で4回にわたりお届けします。1回目となる本記事では、低年齢向けのハードウェアを紹介します。
子どもがプログラミングにチャレンジする時に、自分で作ったプログラムでリアルなものが動くというのは、とてもわかりやすくてうれしい体験です。アプリだと作ったものは画面の中だけで完結するのではなく、ハードを動かせるツールをご紹介します。ハードがあるものは高価なイメージがありますが、値段も応用範囲も様々なので、手の届くものからぜひ始めてみましょう!!
紙のカードでプログラミングしてロボットを動かそう! 「toio」+「Go Go ロボットプログラミング」
様々な使い方ができるクリエイティブなおもちゃ「toio」を使ってパソコンもタブレットも使わずにプログラミングを楽しく学ベるタイトル。紙製の命令カードとたくさんのミッションが掲載された専用の本でプログラミングを楽しみます。
掃除はできないけど図は描けるルンバの兄弟ロボット「Root coding robot」
ロボット掃除機ルンバで知られるアイロボットジャパン社のプログラミング学習用ロボット。どこかお掃除ロボット風でありながら掃除はできません。マーカーをセットしてホワイトボードにマグネットで貼りつけて軌跡で絵を描かせることができるのが面白いです。
iPadの前に手で並べたリアルブロックで画面内のキャラを動かす「Osmo」+「コーディングスターターキット」
iPadの機能を専用リフレクターで拡張して画面の外と連動したたくさんの学習ゲームができる「Osmo」のプログラミング学習用セット。さわり心地の良いブロックを組み合わせて実行ボタンを押すと画面の中のキャラクターが動きます。小さな子どもの手作業を大切にしているところがとても好感が持てます。
本当に動作する装置を作れるのがうれしい教育用のマイコン「micro:bit」
小さな基板1つ分のマイクロコンピューターで、他のハード系のツールに比べて安価です。パソコンでプログラミングして転送したら、パソコンから切り離して使えるので、独立した装置を作ったような気持ちになれます。たくさん作例を作ったのでぜひチェックしてみてください!
教育用マイコン「micro:bit」の機能大幅追加新バージョン!「micro:bit v2」
micro:bitの新型で、スピーカー、マイク、タッチセンサーなど内蔵機能が強化されたバージョンです。できることが増えて価格は変わりません。旧バージョンのプログラムも動かせます。楽しい作例を真似してみてください。
2020年度から小学校でプログラミング教育が実施されています。これに伴い家庭でも手軽にプログラミングを学習できるツールが多数登場していますが、どんなツールを使えばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか? そこで本連載では家庭でのプログラミング教育にピッタリなお勧めツールを紹介していきたいと思います。