やじうまの杜

モダンルックな「タスク マネージャー」の開発が進行中?

Dev版Windows 11+「ViVeTool」で有効化可能

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モダンルックな「タスク マネージャー」の開発が進行中?

 「タスク マネージャー」が「Fluent Design System」になる――そんな噂が、一部でささやかれています。

 Windows 11ではOS標準アプリのモダナイズが進行中で、「アラーム & クロック」「フォト」「ペイント」「Snipping Tool」などが「Fluent Design System」に準拠したクリーンでシンプルなデザインに生まれ変わりました。「メモ帳」「スマホ同期」でも、新しいデザインがテスト中です。その列に「タスク マネージャー」も加わることになりそう。

 このデザインはまだ正式なものではありませんが、「ViVeTool」というアプリを利用することで有効化できます。実際に試すことはできますが、ここからは自己責任でお願いします。

 Windows 10/11では新機能を導入する際、一部の環境だけ有効化し、まだ有効化されていない環境と効果や影響を比較するA/Bテストが実施されることがあります。「ViVeTool」は、そのA/Bテストで無効化されている機能を無理やり有効化するパワーユーザー向けのツールで、「GitHub」のオープンソースプロジェクトとなっています。

 「ViVeTool」は「Windows 10 バージョン 20H1」Build 18963以降に対応しており、ライセンスは「GPL-3.0 License」。以下のリリースページから無償でダウンロードできます。

Releases ・ thebookisclosed/ViVe

「ViVeTool」のダウンロードページ

 書庫ファイを適当なフォルダーに展開し、そのフォルダーで「Windows Terminal」を起動。続いて以下のコマンドを入力し、OSを再起動します。一行ずつコピー&ペーストして実行してみてください(「PowerShell」の場合)。

./vivetool.exe addconfig  35908098 2

./vivetool.exe 37204171 2

./vivetool.exe 36898195 2

./vivetool.exe 36898195 2
書庫を展開したフォルダーで「Windows Terminal」を起動。フォルダーの右クリックメニューを使うとよい
コマンドを入力し、OSを再起動

 あとはOSを再起動すれば、作業は完了。Build 22533では従来の「タスク マネージャー」だったのですが、Build 22538へ更新すると「タスク マネージャー」のデザインが新しくなりました。

Build 22533
Build 22538
設定画面。ダークモードにも対応するようだ

 もっとも、まだ絶賛開発中のようで、PCの名前やモデル名は実際を反映していませんし、タブを切り替えても中身は真っ白です。でも、「Fluent」なアプリによくあるナビゲーションペインなどはしっかりあって、なるほど、こんな感じになるんだなぁと興味深く拝見させていただきました。

 「タスク マネージャー」は近年、さまざまな改良が施されています。古い従来版もなかなか進化しているので、これを機にチェックしてみてくださいね。