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【第75回】
内線電話とLAN
(04/07/12)
窓の杜高校、超パソコン部の部室。
あらあら、めも理ちゃん。今日は部室でウロウロとしています。
一体、何をしようとしているのでしょう?
つなぐ?
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うーん、どうすればいいんだろう。
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どうしたんですかめも理ちゃん。何か悩み事ですか?
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あっ、いい所に来たわ窓太。今日新しいパソコンが部室に来たでしょう。それで先輩が『そのパソコンをランにつないでおいてくれ』って言ったのよ。『じゃあ、つないでおきます』と答えたのはいいんだけど、ランって何? 蘭って、確か花の名前よね。
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ああ、“LAN”のことですね。LANっていうのは、内線電話のようなものですよ。
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内線電話? じゃあ、内線電話につなげばいいのね。
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ええ、そういうわけではありません。これは少し詳しく解説しないといけないですね。
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ローカル・エリア・ネットワーク
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めも理と窓太の4コマまんが 「内線電話とLAN」 |
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さて、めも理ちゃん。家で、ほかの部屋にいる家族に電話をかけたいときは、どうしますか?
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そうね、内線電話を使うわよ。
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それはなぜですか?
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そりゃあ、わざわざ電話を外にかけなくても、内線電話は、家の電話機に直接電話をかけられるし、無料だし。そもそも、家の外に電話をかけないんだから、外部の電話回線につなぐ必要ないじゃない。
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そうですよね。一定の狭い範囲内でやり取りをする場合は、わざわざ外部に接続する必要はないですよね。
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当然じゃないの。
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こういった、狭い範囲で通信をする内線のような回線のことを、LAN、ローカル・エリア・ネットワークと呼ぶのです。
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ローカル・エリア? ローカルって、地方っていう意味よね。それじゃあLANは、地方限定ネットワークといった感じの意味になるのかしら?
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そうですね。ローカルは、地方以外にも、局地という意味もあるので、局地的通信回線と呼んだほうがいいかもしれませんね。
狭い範囲のネットワークなので、内線電話のようなものだと思えばよいです。
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なるほど、LANっていうのは、内線電話のように、狭い範囲の人たちのパソコン同士で作る、内輪向けの通信回線ってことなのね。
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そうです。ただし、パソコンだけではなく、LANに接続できるプリンタなどもありますので、内線電話よりは用途が広いですね。
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でも、インターネットがあるのに、何でわざわざそれとは別に、LANなんてものがあるの?
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元々、インターネットというものは、この、局地的な通信回線である、LANをいっぱいつないだものなのです。
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そうなの? じゃあ、インターネットって、内線電話をたくさんつないだようなものなの?
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そうです。いろんな場所にあるLANは、通信方法も違えば、使う装置も違います。そういったいろんな違いを無視して、一定のルールで、いろんな種類のLANをつないだもの。それがインターネットだと思って下さい。
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じゃあ例えば電話だったら、一般の電話回線があって、それに接続している、学校や私の家の内線電話があるわよね。
同じように、インターネットがあって、それに接続している、学校や私の家のLANがある。そう思っておけばいいの?
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そうですね。LANは内線電話のようなものですから、そのLANをつないでいるインターネットは、一般の電話回線のようなものですね。
LANには、家や学校という小さな範囲のものもあれば、町まるごと1つだったり、プロバイダー規模だったりと、様々な大きさのものがあります。一般的な内線電話のイメージより、広いものを考えておいた方がよいでしょう。
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分かったわ。それじゃあ、パソコン同士は、LANを介してどのようにして接続されているの? それが分からないと、パソコンをLANに接続できないものね。
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それじゃあ説明しますね。
現在パソコンで多いLANの接続方法としては、LANケーブルを使って、HUBという機械を介して接続する方法です。
パソコンにLANケーブルをつないで、そのケーブルの逆の端をHUBという装置につなぎ、パソコンにIPアドレスを割り当てればLANに参加できるという方式が、一般的だと思います。
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ケーブルをつなぐのは簡単にできそうだけど、IPアドレスの割り当てっていうのが、さっぱり分からないんだけど。そもそもIPアドレスって何?
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IPアドレスというのは、パソコンの住所のようなものです。インターネットでは、パソコンからほかのパソコンにデータを送るためには、何台かのパソコンを経由してデータを送る必要があります。そのため、各パソコンに、正確な住所が必要なのです。
これはLANでも同じです。どのパソコンとどのパソコンがデータのやり取りをするかを間違わないために、パソコンの住所に当たる、IPアドレスが必要になります。
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へー、じゃあLAN内で割り当てるIPアドレスというのは、内線電話の内線番号のようなものなの?
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そうです。
さて、IPアドレスを割り当てるには、LANを管理している人に、どの番号を割り当てればよいか聞く必要があります。異なった内線電話機に、同じ内線番号を割り当ててしまうと混乱するのと同様に、LANでも複数のパソコンに同じIPアドレスを割り当ててしまうと混乱しますからね。
ですから、先輩に教えてもらって、IPアドレスを設定するといいですよ。
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IPアドレスって、具体的にはどういったものなの?
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IPアドレスは、0~255の256個の数字を4つ並べた形式のものです。“192.168.0.1”のように、4つの数字をピリオドでつないだ形式になっています。
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さっき、パソコンの住所みたいなものと言ったわよね。それじゃあ、東京都.世田谷区.1丁目.3番地みたいなものなの?
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そう思えばよいです。
けれどもLANでは、インターネットほどたくさんのパソコンがネットワークに接続しているわけではないので、そんなに長い数字の住所を使う必要がありません。そこで、この4ケタのIPアドレスのうち、最後の4番目の数字を、それぞれのパソコンに割り振ることでLANを作ることが多いですね。
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まあ、普通の家なら256台もパソコンをつないでいないものね。
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256台以上パソコンがある会社などの大きな組織のLANでは、最後の3ケタ目と4ケタ目を使う場合もありますね。その場合は、256に256をかけた数、つまり65,536種類の内線番号が割り当てられるということになります。
このIPアドレスの番号の決め方は、管理者によってそれぞれ異なっています。パソコン1台1台に対して決める方法にしている人もいれば、自動で割り当てるようにしている人もいます。
これは、LANを管理している人、つまりめも理ちゃんの場合は、先輩に聞いてみないと分かりません。
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分かったわ、先輩に聞いてセッティングを行ってみることにするわ。
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ケーブル
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めも理ちゃん。新しいパソコンをうまくLANに接続できましたか?
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うーん、何度やっても駄目だわ。ケーブルが刺さらないの。
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そこでつまずいていましたか。どれどれ。めも理ちゃん、ケーブルの刺し方を、上下逆にして下さい。カチッと音が鳴って、刺さるはずです。
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本当? あっ刺さったわ。なるほどね、LANってなかなか難しいわね。
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いや、ここは間違う場所じゃないですよ。こんなところでつまずいていたら、LANに接続するまでは、何日かかるか分かりませんよ。
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うーん、LANの接続がこんなに難しいとは思っていなかったわ。
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今回出てきた用語の解説
【LAN】 ローカル・エリア・ネットワークの略、ランと読む。一定の範囲内で、ケーブルや無線などを利用して、コンピューター間でデータのやり取りが可能な状態にしたもの。コンピューターだけではなく、プリンターなどの周辺機器もLANにつなげて、通信可能にすることも多い。
【HUB】 ハブと読む。コンセントのマルチタップのように、LANのケーブルを複数接続できる装置のこと。HUBを利用してLANを作った場合、LANに接続しているコンピューターなどは、HUBを介して相互に通信可能となる。
(クロノス・クラウン:柳井 政和)
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